ご縁で仲間が集い実際に栽培にこぎつけ、暖かい地域では作った前例のないと言われながらも収穫に成功、収穫イベントは多くのメディアに取り上げられ、その珍しさもありモチモチ感を期待する声は栽培中から日本各地のお店からお問合せ頂いておりましたが、いよいよ発売です。
・三重県の桑名で収穫された、日本の小麦粉。
・小麦のでんぷん質にもち性を持っているので、小麦しか使用していなくても、もちもちとした食感が
味わえる商品に仕上がります。
・蛋白値は9%くらいなので、中力粉の小麦になります。
・日本ではここ「素材舎」でしか買えません。
(※日本で開発された小麦なので現時点で他国にもありません。)
世の中には、サツマイモ・エンドウマメ・トウモロシ・大麦・アワ・稲等のもち性を持つ植物があるが、小麦は遺伝子構造が複雑なため開発が困難とされていた。「もち性」の小麦はもともと、「アミロース」と呼ばれる成分が少ないほど粘性は出るとされ、95年にほとんどアミロースを持たない品種「はつもち」が完成。 しかし、「はつもち」は寒さや雪に弱く、収量が少ない。色もくすんで見た目が悪く、栽培や商品化の面で課題が多かった。このため、ほとんど普及しない結果となってしまった。
専門的な話しをすると、うるち系統の穀物(もちもち感のない品種)のでんぷんはアミロース(約25%)とアミロペクチン(約75%)からできていますが、もち系統のでんぷんにはアミロースがなく、アミロペクチンだけからできています。アミロースの合成を支配するWx(ワキシー)遺伝子が正常に働くとでんぷんはうるち性になりますが、ごくまれにこの遺伝子が突然変異を起こすと、正常に機能しなくなってアミロースが合成されなくなり、もち性のものができます。
●2008年10月 素材舎オリジナル商品探索開始
●2009年1月 「もち小麦」の存在を知る。
●2009年3月 もち小麦粉を入手。
●2009年5月 桑名もち小麦プロジェクトに生産者・伊藤とパン屋・佐藤が賛同。プロジェクト本格スタート。
もち小麦が試験栽培され、その小麦で地元のパン屋さんがパンを売られていると聞き視察。
浜松餃子学会の方に団体の活動を教えていただくと共に、もち小麦プロジェクトの説明と試作品を地域の農業関係者、加工業者さんに試していただきました。
いよいよ種まきです。3つの田んぼに分け、品種よっての成長の比較も行いました。
麦踏を初体験。元気に大きくなあれ!とだけ願いながら。
地元桑名でもち小麦を知っていただくために出店。それまでに何度も何種類も試作を繰り返す。
試作⇒販売⇒モニターを繰り返し、もち小麦のPRと特製を活かしたパンの開発を続け口コミが広がる。
品種による比較栽培中の栽培地。左が「もち姫」右が「うららもち」。
コンバインの音に子どもたちの歓声が上がる。「問屋にこんなことができるんだ」と実感が湧いてくる。
Twitterユーザーも集まり、多くのメディアが取材に駆け付けてくださいました。
このもち小麦と出会った時は、代々お世話になった桑名で「地産地消」ができればと考えていた。それがTwitterと出会い桑名をより意識するようになり「桑名ブランド」の小麦を作ることで町興しをしたいと考えるようになった。
そんな時に出会ったのが下記の2人。何事も初めての体験、一緒に種を植え麦踏みをし、試作を繰り返し、販売も行いました。
生産者 今安ライスセンター 9代目 伊藤 宏幸
住所:〒511-0801 三重県桑名市今島町1364 TEL:0594-29-2149
パン製造者 有限会社のりの 佐藤 則利
住所:〒511-0811 三重県桑名市大字東方458-3 TEL:0594-25-2266
多くのメディアの方に取り上げていただきました。
ブログ「やすこの日記」より抜粋
製粉業者さんから「少し前に近くで作っていたかわった小麦 があるよ」と聞き、少しいただいて試作したパンのモチモチ 感に感動し、これを桑名で作りたい!と「桑名もち小麦プロ ジェクト」を立ち上げました。全くのゼロからのスタートです。